なんであんなにすごいことができるんだろう
あの人は同い年なのに、書籍を出版してるのに自分は、、、
そんなことを考えていたあの時の自分に捧ぐブログです。
教育現場には、次々と新しい手法やツールが登場しています。
ICTの活用、探究的な学び、協働的な授業づくりなど、子どもたちの学びをより良くするための取り組みが数多く紹介されています。
こうした新しい教育実践は、例えるなら
「高速ギア」です。
より速く、より遠くへ進むための方法です。
もちろん、子どもたちの学びを加速させることは大切です。
より深い学びや主体的な学習につなげていくためには、教師自身も新しい実践を学び続ける必要があります。
しかし、その高速ギアを使う前に、必ず必要になるものがあります。
それが、
「ローギア」です。
ローギアとは、ゆっくりと確実に力を引き出し、前へ進むためのギア。
派手さはありませんが、重たい車を動かすときには欠かせない存在です。
これは、学級経営においても同じことが言えると感じています。
クラスが荒れていた4月
ある私が受け持ったクラスは、4月当初からトラブルが絶えませんでした。
小さな言い合いや衝突が続き、教室全体がどこか落ち着かない。
授業に集中する以前に、まずは教室の空気を整える必要がある。そんな状態でした。
こうした状況になると、つい
「もっと良い授業をしよう」
「新しい手法を取り入れよう」
と考えてしまうことがあります。
しかし私は、そのとき一つの決断をしました。
それは、高速ギアを一度封じることです。
新しい方法を試す前に、まずは学級経営の基礎を整える。
私はひたすらローギアでの学級づくりに集中することにしました。
学級経営の「ローギア」とは
私が意識したことは、とてもシンプルなことです。
朝、誰よりも早く教室に行き、子どもたちを迎える。
笑顔で挨拶をする。
一人ひとりの様子をよく見る。
小さな変化にも気づこうとする。
正しい行動はしっかり認める。
指導すべきことは丁寧に伝える。
特別なテクニックではありません。
しかし、これらは学級経営の基本です。
そして、その基本を毎日繰り返しました。
何十回、何百回、もしかすると何千回。
同じことを、地道に続けていきました。
まさに、ローギアで進むような日々でした。
教室に起きた小さな変化
すると、少しずつ変化が見えてきました。
トラブルが減り始めたのです。
子どもたち同士の関わり方も、少しずつ穏やかになってきました。
教室の空気が変わってきたのを感じました。
そのとき、私は思いました。
「今なら、高速ギアを入れられるかもしれない」
基礎が整い始めたことで、協働的な活動や新しい授業の形にも、子どもたちが前向きに取り組めるようになってきたのです。
学級経営は「基礎」がすべて
この経験から、私は改めて感じました。
教育において本当に大切なのは、
学級経営のローギアなのではないかということです。
新しい教育方法や授業技術は、どうしても目を引きます。
しかし、それが機能するかどうかは、教室の土台にかかっています。
子どもとの信頼関係。
安心して過ごせる教室の空気。
日々の丁寧な関わり。
こうした学級づくりの基礎があるからこそ、新しい実践は力を発揮します。
言い換えるなら、
ローギアで積み重ねた力が、やがて高速ギアになる。
ということです。
ゆっくり、着実に進む力
教育は、時にとても地道な仕事です。
すぐに成果が見えるわけではありません。
しかし、基礎を丁寧に積み重ねていくことで、確かな変化が生まれます。
焦って高速ギアに入れるのではなく、
まずはローギアで進む。
それが、結果的に子どもたちの成長につながる。
今回の経験から、私はそのことを改めて感じました。
明日もまた、教室で子どもたちを迎えます。
ローギアの日もあれば、高速ギアの日もあるでしょう。
それでも大切なのは、前に進み続けること。
そう信じながら、また教壇に立とうと思います。
ともに悩み、伴走する仲間がこのコミュニティ、ジーニーにはいます。ぜひ、無料相談会にご参加ください。
↓
今日はこれでおしまい。
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