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ICTが逆効果?体育で迷う教員の突破口

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■こんな授業の悩み、ありませんか?

体育で説明しても、動きがなかなか変わらない。

やんちゃな子は聞いているようで聞いておらず、
同じ失敗を繰り返す。

苦手な子は挑戦するほど自信をなくし、
「やらない」という選択をしはじめる。

特別支援の子も、
言葉だけの説明では動きのイメージがつかみにくい。

気づけば、授業が前に進まないまま時間だけが過ぎていく…。
そんな経験はありませんか。

■結論:ICTは“使うかどうか”ではなく、“どう使うか”がすべて

ICTを導入していない教師は今でも多いですが、
導入の有無よりも大切なのは使い方。


ただ持ち込むだけでは授業が崩れることもありますし、
目的があいまいだと効果は出ません。

大事なのは、
「どんな動きを」「どの場面で」
「何を見せたいのか」をはっきりさせること。

この一点が整うだけで、
ICTは子どもにとって“気づきの装置”になります。

でも、

「それは分かるんだけど、実際に授業で使うには
どうすれば良いかわからないんだよな…」

そう思った人も多いと思います。

そんな人のために、私の経験から
どんな先生にも使ってもらえそうと思ったものだけを
厳選してわかりやすくまとめたので、ぜひ最後まで見てください!!

■授業が変わるきっかけになった出来事

ある日の跳び箱。
何度挑戦しても飛べない子がいました。


私は言葉で必死に説明しましたが、
動きに変化は見られない。

本人は「できてるのに!」と焦るばかりで
表情も沈んでいきました。

そこで、たまたまタブレットで10秒だけ動画を撮り、
その場で見せてみました。

すると、その子は画面を見て一言。

「先生、俺こうなってたん!? そら跳べへんわ!」

その後、その子は自分で修正点を見つけ、
数回の挑戦で成功。

私は、どれだけ言葉で伝えても届かなかった内容が、
たった10秒の動画で一瞬にして理解されたことに衝撃を受けました。

この経験が、ICTは道具そのものではなく、
“気づきを生む使い方”に価値があると気づいた瞬間でした。

■体育ではなぜ“伝わらない”が起きやすいのか

動きの理解には“視覚情報”が欠かせません。
しかし体育では、子どもが自分の動きを見る機会がほとんどないため、

  • 正しいイメージが持てない
  • 自分のクセに気づけない
  • できていない理由が分からない
  • 「できているつもり」になりやすい

といった状態が自然と生まれます。

教師側も、

  • 個別の動きを全員分見きれない
  • 言葉で説明しても理解が届きにくい
  • 全体の進行と個別指導の両立が難しい

こうした課題が重なると、授業全体が止まりやすくなります。

■誤った使い方が招く不安

ICTは使い方を誤ると、逆に授業が荒れることがあります。

  • 撮影が目的になってしまいふざける
  • 長時間動画を見せて流れが止まる
  • 見るポイントが多すぎて混乱する
  • 子どもがカメラに向けてポーズを決める
  • 活用の中心が“教師”になってしまう

こうなると、ICTはむしろ授業を乱す原因に。
導入しても「やっぱり使わない方が良かったかも…」という声につながります。

■授業に効く“正しい使い方”

ICTは派手に使わなくて大丈夫。
むしろ、最小限の使い方で最大の効果が出ます。

●① 撮影は10秒で十分

短く撮る方が、見返すポイントが明確になります。

●② 確認するポイントは“一つだけ”

「手のつき方だけ」「腕の振りだけ」など、絞ることで理解が深まる。

●③ 撮影→見る→すぐ挑戦

見たあとすぐにチャレンジすることで、改善が定着しやすい。

●④ 目的は“気づかせる”だけ

指導の中心は教師ではなく、子ども自身の発見に置く。

ICTを“観察の補助”として扱うことで、
授業は驚くほどシンプルに整い、
子どもたちの表情が変わっていきます。

■ICTが生み出す明るい未来

正しく使えば、ICTは次のような変化を生みます。

  • 苦手な子が自分の動きを客観的に見て、挑戦の意欲が生まれる
  • やんちゃな子も動画を見て「ここ直したらいけるやん!」と前向きに
  • グループ内で自然とアドバイスが飛び交う
  • 成功体験が増えて、クラスの雰囲気が明るくなる
  • 教師の説明量が減り、個に寄り添う時間が増える

“できる子だけが輝く体育”から、
誰もが挑戦できる体育へ。

ICTは、そのきっかけをつくる力を持っています。

■あなたも明日から一歩踏み出せます

複雑な機能は必要ありません。
明日からできる行動は、たった一つです。

「一つの動きを10秒撮って、
見てほしいポイントを一つだけ伝えて見返す。」

これだけで、子どもの反応は大きく変わります。
“どう使うか”を意識するだけで、
ICTはあなたの授業を支える最高の味方になります。

体育がもっと挑戦しやすく、もっと楽しく、もっと優しくなるように。
ぜひ、あなたのクラスでも一歩を踏み出してみてください。

りゅう 先生

中学校体育10年→小学校5年目
「1人も独りにしない」
気になる“あの子”が輝く
体育の授業づくりや学級経営

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