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教員が子育てと仕事を心理的に両立するために、大切にしたいマインドセット

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はじめに──教員として、親として、しんどさを感じていませんか

教員として働きながら子育てをしていると、

「両立がうまくいっていない」と感じる瞬間が何度もあります。

学校では、生徒指導や授業、保護者対応、職員室の人間関係。

家に帰れば、親としての役割が待っている。

どちらも大切にしたい。

どちらも手を抜きたくない。

だからこそ、心が追い詰められていく。

「ちゃんとやれていない気がする」

「休んでいても罪悪感が消えない」

もし、そんなふうに感じているなら、

それは能力や努力不足ではありません。

多くの場合、

教員が子育てと仕事を両立するうえでの“考え方”が、

自分を苦しめてしまっているのだと僕は思います。

「相手のため」という言葉が、両立を難しくする

教員も、親も、

「相手のため」に動くことが期待される立場です。

生徒のため

子どものため

学校のため

家庭のため

この「相手のため」は、とても美しい言葉です。

でも同時に、使い方を間違えると、

自分を追い込み、相手をも苦しめてしまう力を持っています。

特に問題になるのは、

自分がそれを望んでいることを自覚しないまま使われる

「あなたのため」です。

「自分が望んでいる」ことを自覚するということ

前回の記事では、

「愛されていてほしい人がいる」という言葉を手がかりに、

「やらなきゃいけない」ではなく

「自分が選んでやっている」と捉え直すことで、

教員としても、親としても、

心が少し軽くなるという話を書きました。

自分が望んで

「あなたのために」

「子どものために」

生きていると自覚できることは、

確かに自分の気持ちを楽にしてくれます。

でも、そこには“裏側”がある

ただし、ここにはもう一つの側面があります。

それは、

その「あなたのために」という行動が、

相手への押し付けになってしまった瞬間

相手から「選択肢」「自己決定」を奪ってしまう、

という構造です。

自分が安心したいから。

自分が不安になりたくないから。

自分が納得したいから。

その結果として、

相手が選ぶ余地や、決める経験を失っていたとしたら。

それは、

自分の幸せのために、相手の幸せを削っている状態

とも言えるかもしれません。

この構造は、

教員の指導でも、子育てでも、

驚くほど簡単に起こります。

幸せの前提は「選択肢」と「自己決定」

僕が考える幸せの前提は、とてもシンプルです。

  • 選択肢があること
  • 最終的に自分で決められること

この二つがそろって、

人は「自分の人生を生きている」と感じられると思っています。

だからこそ、

どれだけ善意であっても、

相手の選択肢や自己決定を奪ってしまえば

それは幸せから遠ざかってしまう

大切なのは、俯瞰して見ることと、バランスをとること

教員が子育てと仕事を心理的に両立するために大切なのは、

どちらが正しいかを決めることではありません。

  • 「今の自分は、何を望んでこの行動を選んでいるのか」
  • 「それは、相手の選択肢を狭めていないか」
  • 「自分の安心のためだけになっていないか」

こうした問いを持ちながら、

自分の思考や行動に自覚的でいること

そして、

「自分軸」「相手の自己決定」の間で、

常にバランスをとり続けること

完璧な答えはありません。

でも、この姿勢そのものが、

教員として、親として、

無理なく両立していくための土台になるのだと思います。

教員として、親として、無理のない両立を目指す

「教員だから」

「親だから」

そうやって自分を縛る前に、

一度立ち止まって、こんな問いを自分に向けてみてください。

「これは、本当に自分が選んでやっていることだろうか」

その問いは、

誰かを責めるためのものではありません。

自分と相手、両方の幸せを守るための問いです。

教員としての仕事と、子育ては、

対立するものではありません。

自分が納得して選んでいる行動の中にこそ、

相手の幸せも含まれている。

そう信じながら、

今日もまた、バランスを取り続けていけたらいい。

それが、

教員が子育てと仕事を心理的に両立していくための、

一つのマインドセットだと、僕は考えています。

読んでいただきありがとうございました。

ほさ

小学校3年→中学校理科12年目
娘3人のパパ教員 家族が大好き
人が大好き 努力と継続が苦手
目標は「中途半端」を極めること

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