はじめに|新年度準備は「頑張ること」ではない
前回の記事では、来年度への不安は「情報の不足」から生まれること、そして今の時期にやるべきことは多くないという話をしました。

まだご覧になっていない方は、上記リンクよりお読みいただくと、新年度の不安を解消するための概要が3分で分かります。ぜひご覧ください。
では、実際に何をすればよいのでしょうか。
ここで一つ、はっきりさせておきたいことがあります。
新年度準備は、「頑張ること」ではないということです。
多くの若手教員は、
- しっかり準備しなければ
- 完璧にスタートしなければ
と考えがちです。
しかし実際に、新年度がうまくいく先生は特別なことをしているわけではありません。
やることを絞っています。
① 「うまくいった関わり」を3つ言語化する
まず最初にやることは、とてもシンプルです。
今年うまくいった関わりを、3つだけ言葉にすること
多くの若手教員は、できなかったことや反省点ばかりを覚えています。
しかし、新年度で再現できるのは「うまくいったこと」です。
例えば、
- 朝の会で一人ひとりに声をかけたら落ち着いた
- ルールを増やすより共通理解を大切にしたらうまくいった
- できたことをすぐに認めると行動が増えた
こうした経験は、次年度でも使えます。
そして重要なのは、
なぜうまくいったのかまで考えること
ここまで言語化できると、それは「再現できる実践」になります。
② 「うまくいかなかった場面」を1つだけ整理する
次にやることは、
うまくいかなかったことを1つだけ振り返ること
若手教員は真面目だからこそ、振り返りすぎてしまう傾向があります。
しかし、それでは整理ができません。
例えば、
- 注意しても子どもが変わらなかった場面
- 学級がざわついた時の対応
- 保護者対応で迷った場面
ここで大切なのは、
自分を責めることではなく、構造で見ること
例えば、
- タイミングが遅かったのか
- 関係づくりが足りなかったのか
- ルールが曖昧だったのか
こうして整理することで、次に活かせるヒントになります。
③ 「4月にやること」を1つだけ決める
最後にやることは、
新年度にやることを1つだけ決めること
新年度は想像以上に忙しくなります。
- 学級開き
- 書類業務
- 保護者対応
- 学年連携
その中で、たくさんのことをやろうとしても続きません。
例えば、
- 朝の5分で必ず声をかける
- できた行動をその場で認める
- 最初は関係づくりを優先する
ここで決めることは、毎日できるシンプルな行動です。
この3つだけで、新年度は大きく変わる
ここまで紹介したのは、
- うまくいったことを3つ言語化する
- うまくいかなかったことを1つ整理する
- 4月にやることを1つ決める
これだけです。
しかし、この3つをやるかどうかで、新年度のスタートは大きく変わります。
おわりに|準備とは「増やすこと」ではない
新年度準備というと、「何かを増やすこと」だと思いがちです。
しかし本当に大切なのは、整理することです。
- 経験を整理する
- 視点を整える
- 行動を絞る
これだけで、4月の自分はずっと楽になります。
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