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「頑張りたいけどつらい」若手教員へ──“新人だから時間がかかる”は当たり前。今日から変わる働き方のヒント

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若手教員として学校現場に立つと、「頑張りたいのに思うようにいかない」「先輩のように効率よくできない」「子どもや保護者に迷惑をかけていないか不安」など、さまざまな悩みが押し寄せてきます。

ですが、どうか安心してください。「できていない」のではなく、「経験がまだ積み上がっていないだけ」です。本記事では、現場で働く若手教員が無理しすぎず、しかし成長を止めないための“頑張り方”についてお伝えします。


■ 無理するなとは言わない。でも「頑張るポイント」を見極める

よく「無理しないでね」と声をかけられるかもしれません。しかし、仕事として責任をもつ立場である以上、「頑張るべきところは頑張らないといけない」場面もあります。

大切なのは、自分のキャパを超えてまで頑張り続けることではなく、頑張りどころを見極めること。

・子どもの安全
・学級全体の運営
・保護者や同僚との連携
・教材研究や授業改善

これらは避けられない“頑張る領域”です。一方、「完璧な掲示物を作る」「毎日全てのノートをチェックする」などは、無理して背負う必要のない部分もあります。

“手を抜く”ではなく、“力の入れどころを最適化する”感覚を持ちましょう。


■ 若手教員の時間外勤務は多くなる──それは「できていないから」じゃない

研究にもあるように、若手教員は経験豊富な教員に比べて時間外労働がどうしても増える傾向にあります。これは、作業に慣れていない・判断が遅い・知識が足りない……というマイナスの理由ではありません。

単純に「経験がまだ足りない」だけなのです。

経験は、ショートカットできません。3年目までの若手教員の仕事に時間がかかるのは、ごく自然な現象なのです。

もし先輩と比べて落ち込んでしまうことがあれば、こう思ってください。

「先輩が早くできるのは、先輩がすごいのではなく“積み重ねた年数が違うだけ”。」

焦らず、一つひとつの経験を積み重ねていけば大丈夫です。


■ 新任でも子どもにとっては「先生」。でも完璧である必要はない

教員になった瞬間、子どもたちからは“先生”と呼ばれます。そして若手のうちは「ちゃんとしなきゃ」「できる先生だと思われたい」と力が入ることも多いはずです。

しかし、子どもは「完璧な先生」よりも
“誠実で、正直で、向き合ってくれる先生” を求めています。

若手教員は、失敗して当たり前。わからないこともあって当たり前。だからこそ、背伸びをしすぎず、自分にできることを丁寧に積み重ねていきましょう。


■ わからないことは素直に聞く。放置はトラブルのもと

若手教員がトラブルに巻き込まれやすい原因の一つに
「わかっていないのに、わかったふりをして進めてしまう」
というものがあります。

・行事の流れ
・校内ルール
・保護者対応の判断
・児童対応の注意点

これらを曖昧なまま進めると、後のトラブルに発展することも。

「お忙しいところすみません、ここだけ教えていただけますか?」
この一言があるかどうかで、仕事の質も安全性も大きく変わります。


■ 教材研究は長期休みにまとめて。学びの“貯金”を作る

授業準備に毎日追われてしまう若手教員は少なくありません。ですが、日々の授業直前にバタバタしていると、余裕がなくなり疲れも溜まりやすくなります。

おすすめは、
長期休みに教材研究をまとめて行い、学びのストックを作っておくこと。

また、教材研究系のセミナーや研修は、若手教員ほど参加する価値があります。基礎的な知識や授業の引き出しが一気に増えるからです。


■ SNSも若手教員の大きな武器

若手教員は、技術や知識はまだ少ないかもしれません。でも、情報収集の方法はたくさん持っています。

・Twitter(X)で板書を検索
・Instagramで授業づくりのアイデア探し
・YouTubeで授業動画を視聴
・教員向けのセミナー情報をSNSでキャッチ

「盗めるものは全部盗む」気持ちでOK。
ただし、漫然と見るのではなく、長期休みや週末に振り返りの時間も作ることで、学びがしっかり身につきます。


■ 保護者対応は誠実に。無理して“できる先生”を演じなくていい

若手教員が特に不安を抱きやすいのが保護者対応です。しかし大切なのは、

「すごい先生」を演じることではなく、誠実に向き合うこと。

わからないことは確認し、必要なら管理職や学年主任と連携する。それだけで十分立派な対応です。

「若手だから不安」があるのは当然のこと。むしろ誠実さこそが信頼の源になります。


■ 忙しくても、リフレッシュの日は絶対に作る

どんなに頑張っていても、休息なしでは続きません。
若手教員のうちは特に忙しくなりがちですが、意図的に“オフの日”を作ることが大切です。

・仕事をしない土日
・短時間でもいいので趣味の時間
・心が緩む人と会う
・睡眠をしっかりとる

教員は「感情労働」の側面が強い仕事です。心が疲れたままでは、子どもにも自分にも優しくなれません。


■ おわりに──あなたは“できていない”のではなく、“まだ途中”なだけ

若手教員として働く中で、うまくいかない日があるのは当然です。
先輩より時間がかかるのも当然。
完璧じゃないのも当然。

それはあなたが劣っているからではなく、
ただ、まだ経験年数が少ないだけ。

焦らず、一歩ずつ成長していけば大丈夫です。
頑張りたい気持ちを大切にしながら、頑張りどころを見極め、無理しすぎない働き方を目指していきましょう。

あなたのペースで、今日も一歩前へ。応援しています。

どら

大阪出身/小学校教員5年目
大学院では若手教員の悩みやサポートについて研究
趣味→ぶらり旅行

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