今回のオンライン座談会では、「学級経営と体育をつなぐ授業づくり」をテーマに、りゅう先生を中心に多くの先生が意見を交わしました。
りゅう先生の教育観である”子どもが変わるのは指導ではなく関係”を軸に、全ての子どもが安心して挑戦できる体育のあり方を深めていきました。
校種間で変わる“当たり前”をどうつなぐか
小学校・中学校・高校では体育の前提が大きく異なります。小学校では仲間作りを重視しルールを簡略化する一方、高校では経験の差が大きく授業運営が難しくなるという実態が共有されました。
簡略ルールが「楽しさ」を生む一方で、競技内容への接続が弱いという課題も議論され、段階的に学べる授業設計の必要性が浮き彫りになりました。
バレーボール授業の工夫:ダブルセットバレーボール
プレルボールの価値と限界を踏まえ、中学校のSさんが”ダブルセットバレーボール”を紹介。
4人全員が必ずボールに触れるルールにより、自然と役割分担が生まれ、ラリーが続きやすくなり、苦手な子も参加しやすい環境が実現します。
技術習得ではなく、協力・教え合いといった学びを引き出す視点が高く評価されました。
ゴール型ゲームの工夫:バスケ・サッカー
バスケットでは、ボードに当たれば1点 など得点方法を広げる工夫や、誰でも安全にシュートできるセーフティエリアの導入が紹介されました。
また、「全員得点でボーナス」というルールが逆に弱い子を追い詰めた失敗談も共有され、心理的安全性の大切さが確認されました。
サッカーでは、「プラス声かけサッカー」やエリア制限など、技能差を調整しつつ、挑戦しやすい雰囲気を作る工夫が紹介されました。
ポジティブな関わりが授業を変える
技術指導以上に重要なのが、生徒同士のコミュニケーションづくりです。
例えば、「ドンマイ」ではなく ナイストライ と声をかけ合うことで、挑戦が価値づけられ、クラス全体の空気が大きく変わります。
こうした姿勢は体育だけでなく、教室や部活動にも良い影響をもたらします。
体育の授業は、単なる運動の時間ではなく、子ども同士の関係づくりや自己肯定感を育む大切な学びの場です。
今回の座談会で共有された工夫や視点が、先生方の授業づくりに新しいヒントとなれば幸いです。

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