
「今日は早く帰ろう」
そう思って出勤したのに、
気付けばもう20時の職員室。
そんな日、ありませんか?
放課後になると、
打ち合わせ、採点、提出物チェック、
保護者連絡、印刷、校務分掌の仕事が
一気に目に入ります。
何から手をつけるべきか迷っているうちに、
「これも今日やっておいたほうがいいかもしれない」
「行事の準備をしないと!」
「あぁ、今日も教材研究ができなかった・・・」
が増えていく。
「帰りたいのに帰れない・・・」
けれど、何を削ればいいのか分からない。
そうやって、
また退勤時刻が後ろにずれていく。
この繰り返しで、
しんどくなっていないでしょうか?
毎日残業するほどではないとしても、
「今日は早く帰るつもりだったのに、また残ってしまった」
「仕事が多いのか、自分の要領が悪いのか分からない」
「帰りたい気持ちはあるのに、仕事を前にすると帰れない」
そんな感覚をもっている教員は少なくありません。
この記事は、このような「帰りたいのに帰れない教員」に向けて書いています。
「終わってから帰る」では、教員は定時退勤できない
教員の仕事は、終わりが見えにくい仕事です。
しかも、やろうと思えばどこまでもやれてしまいます。
だから、「仕事が終わったら帰ろう」は危険です。
まじめに聞こえますが、
この発想のままでは定時退勤は難しいのです。
なぜなら、
仕事を終えてから帰る前提にすると、
仕事に終わりがないため、帰れないからです。
朝はバタバタしていて、
退勤時刻を決めないまま一日が始まる。
放課後になってから、
採点や連絡や印刷が一気に見えて焦る。
「これも今日中に」
「これも今のうちに」
と手を広げる。
その結果、
本当はやらなくていいことまで抱え込み、
疲れた頭で判断を続けることになります。
これでは、早く帰れないのは当然です。
そのため、
以下のような発想の転換をしましょう。
退勤時刻を決めないと、帰れない
退勤時刻を決めないまま働くと、
どこで終えるかの基準がなくなります。
基準がない状態では、
目についた仕事、
不安な仕事、
気になる仕事から順に手を出します。
その結果、
本当はやらなくていい仕事まで抱え込み、
優先順位は崩れ、だらだら残ります。
教員の仕事が終わらなくなるのは、
単に仕事量が多いからだけではありません。
終わりの線を引いていないから、
仕事が増え続けるのです。
放課後に見えてきた仕事を、
その場の焦りで全部抱え込む。
疲れているのに、
「これも処理しておいたほうが安心だ」と手を出す。
その積み重ねが、
退勤時刻を毎日少しずつ後ろへ押していきます。
つまり、
退勤時刻を決めない働き方は、
残業を増やすだけではありません。
判断を鈍らせ、
仕事を膨らませ、
毎日の働き方を崩しやすくするのです。

「帰る理由」がない日は、人は簡単に残る
しかし、
残念ながら、
退勤時刻だけ決めても帰れません。
帰って何をするかが曖昧だと、
人は簡単に残るからです。
「17時に帰る」と決めても、
その後が空白だと
「まあ、あと少しだけ」
「これも今日やっておくか」
となりやすい。
つまり、帰れないのではなく、
帰る理由が弱い日やない日は、
帰らないのです。
想像してみてください。
「子どもを迎えに行く」
「家族で夕飯を食べに行く」
「友人と映画に行く」
このように、
退勤後に予定が入っていたらどうでしょうか?
ほとんどの人が、帰るはずです。
これは意志が強いからではありません。
帰る理由があるからです。
ここはかなり重要です。
退勤時刻は、時刻だけ決めても弱いのです。
何のために退勤するのかまで決まって、
初めて定時退勤に意味が生まれます。

先に決めるべきなのは「何時に帰るか」と「帰って何をするか」
定時退勤の第一歩は、
スキル的な仕事術ではありません。
もちろん、
スキル的な仕事術は必要になってくるのですが、
それよりもまず、
帰る時刻と、
帰る理由を先に決めることが重要です。
上述したように、
「17時で帰る」だけでは弱いです。
しかし、
「17時に帰って、子どもを迎えに行く」
「17時に帰って、家族と夕飯を食べに行く」
「17時に帰って、友人と映画に行く」
ここまで決まると、
その時刻はただの希望ではなくなります。
そして、
ここで初めて働き方の基準が生まれます。
仕事を終えてから帰るのではなく、
「その時刻に帰るためにはどう働けばよいのか」
という発想に変わるからです。
これが発想の転換です。
これは楽をする話ではありません。
仕事に一日を食われないために、
「自分の時間の上限を先に置くこと」です。
定時退勤の方法を知ることは、自分の時間の主導権を取り戻すこと
定時退勤というと、
「仕事を減らすこと」
「楽をすること」
のように受け取る人がいます。
でも、本質はそこではありません。
定時退勤の本質は、
自分の時間の主導権を取り戻し、
人生を豊かにすることです。
時間の上限がない人は、
仕事に一日を決められます。
時間の上限がある人は、
その枠の中で働こうとします。
さらに、
帰った後の目的が決まっている人は、
その線を守ろうとします。
定時退勤できるかどうかは、能力だけでは決まりません。
先に時間を決めているか。
その先に、意味があるか。
まずは、そこです。

まとめ 教員の定時退勤の方法は、まずはこの2つだけ
明日の朝、
出勤したら最初に2つだけ決めてください。
「今日は何時に帰るか」
「帰って何をするか」です。
家族とのんびり過ごす
漫画を読む
ゆっくりお風呂に入る
何でも構いません。
大事なのは、
定時退勤をただの希望で終わらせず、
意味をもたせることです。
仕事が終わってから帰るのではありません。
帰る時刻と、理由を先に決める。
定時退勤の第一歩は、そこからです。
定時退勤は、目的ではなく、
人生を豊かにするための手段なのです。
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