こんな悩みのある方におすすめの記事です。
・この働き方を続けていいの?
・本当はもっと挑戦したい
・でも今さら変えるのも怖い
・周りはうまくやって見える
・“隣の芝生”が青く見える
私自身、何度も「変わりたいのに動けない」と感じてきました。
そんなときに出会ったのが、著書『あなたを変える行動経済学 ― よりよい意思決定・行動を目指して』でした。
行動経済学は、「人は必ずしも合理的には行動できない」という前提で、人の意思決定や行動のクセを研究する学問です。
この考え方を知ったとき、ある意味とても救われました。
「変われない」のは、意志が弱いからではなく、“脳の特性”でもある。
科学的に説明できることを知ると、
「なんだ、自分だけじゃなかったんだ」と客観視できる。
すると、不思議と心が軽くなります。
今日は、ママ教員こそ知っておきたい「人の考え方のクセ」を、行動経済学の視点からまとめます。
「変わりたいのに動けない」のは、多くの人に共通する脳の特性
30代になると「このままでいいのかな」と悩みやすい
「私はこのままでいいのかな」
でも、悩んでいるのは、あなただけではありません。
むしろ、“真面目に頑張ってきた人”ほど、一度立ち止まって考える時期が来るのだと思います。
毎日誰かのために動いているからこそ、自分の本音が後回しになりやすい。
気づけば、
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑をかけちゃいけない」
「もっと頑張らなきゃ」
そんな言葉で、自分を追い込んでしまう。
行動経済学は「人は合理的に行動できない」と教えてくれる
そんな中で出会ったのが、『あなたを変える行動経済学』でした。
そこには、
「人は感情や環境に影響されながら意思決定する存在」だと書かれていました。
つまり、
“変われない自分”が悪いのではなく、人間の脳そのものに「変わりにくさ」がある。
そう理解したとき、「自分だけがおかしいわけじゃなかった」と思えたんです。
「もったいない」が未来を縛る
サンクコストが過去への執着を生み出す
「ここまで頑張ったから辞められない」の正体
行動経済学には、「サンクコスト(埋没費用)」という考え方があります。
これは、すでに使った時間・労力・お金がもったいなくて、やめられなくなる心理のこと。
例えば、
・せっかくここまで頑張ったから辞められない
・長年勤めたから今さら別の道は…
・資格を取ったのに活かさないのはもったいない
そんな感覚です。
でも、本来大切なのは、「ここまで何を費やしたか」ではなく、
「これからどう生きたいか」。
教員経験は失うものだはなく、どこでも生かせる財産になる
たとえば教員として培った、
・対人スキル
・説明力
・危機管理能力
・共感力
・マルチタスク力
これらは、どこへ行っても生きる力です。
つまり、
「方向転換=これまでが無駄」
ではない。
経験は、形を変えて自分の中に残り続けます。

「普通はこう」が苦しいのは、社会規範に縛られているから
「母親なんだから」「教員なんだから」が無意識のプレッシャーになる
人は、“みんなと同じ”に安心する生き物です。
これを行動経済学では「社会規範」と呼びます。
例えば、
・母親なんだからこうあるべき
・教員ならこうするべき
・周りが頑張ってるから自分も頑張らないと
気づかないうちに、「普通」に合わせようとしてしまう。
真面目な人ほど“頑張りすぎる空気”に適応してしまう
学校という環境は、責任感の強い人が多い世界です。
だからこそ、「頑張ること」が当たり前になりやすい。
でも、本当はしんどいのに、周りに合わせて頑張り続けてしまうこともある。
真面目な人ほど、“頑張りすぎる空気”に適応してしまうのだと思います。
環境が変わると、自分の“当たり前”も変わる
逆に言えば、
人は環境によって行動が変わる生き物でもあります。
・挑戦している人の話を聞く
・価値観の違う人と出会う
・「休んでいい」と言えるコミュニティに入る
それだけでも、自分の“普通”は変わっていく。
だからこそ、「どこに身を置くか」は、とても大切なんだと思います。
やる気が続かないのは“根性不足”ではなく仕組み不足
人は未来より「今のラク」を選びやすい
「本当は早く寝たいのにスマホを見てしまう」
「勉強したいのに後回しにしてしまう」
これも、人間の脳のクセです。
人は未来の利益より、“今の快楽”を優先しやすい。
これを「現在バイアス」といいます。
気合いより“環境設計”が大事
だから、気合いや根性だけでは続きません。
行動を変えるには意思より環境設計が重要
『あなたを変える行動経済学』でも、行動を変えるには“意思”だけでなく、“仕組み”が重要だと語られています。
例えば、
・締切を短くする
・毎週アウトプットする
・誰かに自分の思いを話す
・小さなチェックリストを設定する
こうした“行動しやすい環境”を作ること。
大人も子どもと同じく「仕組み」で成長する
教育現場でも、
「やる気がある子だけ伸びる」
わけではありませんよね。
環境設定や声かけ、成功体験が大事。
それは大人も同じ。
子どもには環境を整えるのに、自分には厳しすぎる。
だからこそ、「頑張れない自分」を責めるより、“続けやすい仕組み”を作る方が現実的なんです。

挑戦が怖いのは自然な反応である
人は失う痛みを強く感じる(損失回避)
人は、「得する喜び」より「失う痛み」を強く感じると言われています。
これを「損失回避」といいます。
だから、
・失敗したらどうしよう
・今の安定を失いたくない
と考えてしまう。
挑戦が怖いのは、自然な反応なんです。
「どうせ無理」を信じると、その証拠ばかり集めてしまう
人は、「自分の考えを肯定する情報」を集めやすい性質があります。
例えば、
「どうせ私には無理」
と思っていると、
・失敗談ばかり目につく
・できない理由を探してしまう
逆に、
「やってみよう」
と思うと、挑戦している人が目に入る。
つまり、“見えている世界”は、自分の思考に影響されているんです。
苦しくても今を手放せない「保有効果」の影響
人は、“すでに持っているもの”を高く評価しやすい。
今の働き方。
今の肩書き。
今の環境。
本当は苦しいのに、「手放すのが怖い」と感じる。
これも脳の自然な反応です。

行動経済学を学ぶと、自分を責める回数が減る
大切なのは根性ではなく、自分の特性を知ること
行動経済学を学んで感じたのは、
「人は思った以上に、感情や環境に左右される」
ということでした。
だから、「変われない」のは、単純に意志が弱いからではない。
「弱い自分」ではなく「脳のクセ」
・損したくない
・現状を維持したい
・みんなと同じでいたい
それは、人として自然な反応。
そう思えるようになってから、自分を責める回数が減りました。
人は環境で変わるからこそ、仕組みが必要
脳のクセを知ると、
「じゃあどう工夫しよう?」
と考えられるようになります。
行動経済学は、「人は弱い」と言いたい学問ではなく、
“人は環境の影響を受ける存在だからこそ、仕組みで支えよう”
という、とても現実的で優しい学問だと感じています。
ママ教員こそ、「小さく変わる」を許していい
人生は一気に変えなくても前に進める
少し考え方を変える。
少し環境を変える。
今の自分をアウトプットしてみる。
それだけでも、人は変わり始めます。
比較する相手を変えるだけで見える世界は変わる
“隣の芝生”が青く見えるときは、比較する相手が固定されていることも多い。
・自分らしく働いている人
・無理せず生きている人
・挑戦を楽しんでいる人
そんな人たちを見ると、「こういう生き方もあるんだ」と思えるようになる。
自分らしい選択は、自分を理解することから始まる
ママ教員は、毎日たくさんの役割を抱えています。
だからこそ、「このままでいいのかな」と悩むのは自然なこと。
でも、変われない理由を全部“自分の弱さ”にしなくていい。
脳の特性を知ることは、自分を甘やかすことではなく、“正しく理解すること”。
そして、理解できると、人は少し自分に優しくなれる。
まずは、
「そういう脳の仕組みなんだ」
と知るところから。
そこから、自分らしい選択が始まるのかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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