
1.なぜ、ジーニーが「営業スキル」を扱うのか
教員コミュニティ「ジーニー」では、今回「営業スキル」をテーマにしたセミナーを開催しました。
一見すると、営業と教職はまったく異なる仕事に思えるかもしれません。しかし、ジーニーが大切にしている「教員のWell-being」を考えたとき、営業スキルは大きな意味を持ちます。
私たちは、「学校を辞めよう」と伝えたいわけではありません。
むしろ、
「いざとなれば、教員以外の道でも生きていける」
という自信を持つことが、現在の仕事への安心感や、精神的な余裕にもつながると考えています。

実際、ジーニーには、
「コーチングや教育事業で起業したものの、集客ができず収入につながらない」
という相談が少なくありません。
どれだけ良いサービスを作っても、それを必要としている人に届け、購入してもらうことができなければ、ビジネスとして継続することはできません。
そこで今回は、営業支援のプロフェッショナルである株式会社CockPitと連携し、教員がビジネスの世界で生きていくために必要な「営業スキル」について学びました。

2.「教員として優秀」だけでは、起業では通用しない
今回のセミナーで特に印象的だったのが、
「良いサービスを作れば売れる」
という考え方への問題提起です。
教員が起業するときに陥りやすいのが、「商品力」と「営業・マーケティング力」を同じものとして考えてしまうこと。
CockPitの新城氏からは、
「算数(ビジネスの基礎)が分からないのに、数学の難問(起業)に挑んでいる」
という例えが紹介されました。
学校では、基本的に「教室に行けば生徒がいる」という環境が整っています。
一方、ビジネスでは、自分で認知を広げ、見込み客を見つけ、信頼関係を築き、商品やサービスを購入してもらう必要があります。
つまり、教員と起業家では、求められる力が大きく異なります。
| 比較項目 | 教員 | 起業家・ビジネス |
|---|---|---|
| 主要スキル | 共感、誠実さ、育成力 | 営業、集客、クロージング、数字への意識 |
| 集客 | 教室に行けば生徒がいる | 0から顧客をつくる |
| 評価 | 生徒・保護者などによる定性的評価 | 売上・利益などによる定量的評価 |
| プライド | 「先生」として教え導く | 一人の営業として断られることも受け入れる |
| 報酬 | 年次・資格などによる安定性 | 成果・スキルによって変動 |
教員として培ってきた能力は、もちろんビジネスでも大きな武器になります。
ただし、それだけでは足りません。
「良いものなら自然に売れる」という考え方から脱却し、集客・営業・数字・拒絶への耐性といった、これまでとは異なる力を身につける必要があります。

3.いきなり起業しない。「守りの起業」という選択肢
では、教員がビジネスに挑戦するには、いきなり退職して起業するしかないのでしょうか。
ジーニーが今回提案したのが、「守りの起業」という考え方です。
これは、生活基盤を確保しながら、実際のビジネス現場でスキルを身につけていく方法です。
今回紹介されたプログラムでは、業務委託として月額25万〜32.5万円程度の固定報酬を得ながら、営業の実戦経験を積むことができます。

このプログラムで得られる3つの価値
① 経済的な安全網をつくる
固定報酬を得ながら経験を積めるため、生活費への不安を抑えながら次のキャリアを考えることができます。
② 実戦で営業スキルを身につける
成長著しいSaaS企業のインサイドセールスを経験し、座学ではなく、実際の市場で通用する営業スキルを身につけます。
③ 自分の事業と並行して挑戦できる
平日の日中は営業スキルを磨き、夜や休日に自分自身の事業を育てる。
このように、いきなり一本勝負をするのではなく、複数の選択肢を持ちながらキャリアをつくっていくことができます。

教員向け・ビジネス用語解説
- SaaS(サース):クラウド上で利用できるソフトウェア。さまざまな企業で導入が進んでいる成長分野。
- ザ・モデル:マーケティング、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスなど、営業活動を分業する仕組み。
- インサイドセールス:電話やオンラインなど、非対面で見込み客へのアプローチを行う営業。
- フィールドセールス:商談を行い、契約・クロージングまでを担当する営業。
なお、今回のプログラムには「原則出社」という条件があり、東京・大阪・名古屋・福岡などでの勤務が中心となります。
また、年齢についても「35歳以下」が基本となっており、40代は相談・チャレンジ枠となっています。

4.現役教員×営業のプロが語る「キャリア転換のリアル」
セミナー後半では、元営業職の現役教員とCockPitの新城氏による対談も行われました。
ここでは、単なる営業テクニックだけではなく、教員が民間の世界に出るときに必要となる「マインドセット」についても、率直な意見が交わされました。
「お前は誰だ?」から始まる
学校では、学校にいるだけで「先生」として認識されます。
しかし、学校の外に出れば、これまでの肩書きは通用しません。
「あなたは何ができるのか?」
「どんな価値を提供できるのか?」
という視点から、自分自身を見つめ直す必要があります。
教員という看板を一度外し、一人のビジネスパーソンとして自分の価値を考えることが、キャリア転換の第一歩になります。

「忍耐力」の種類が違う
教員は、日々の生徒指導や保護者対応などを通して、高い忍耐力を身につけています。
しかし、ビジネスで求められる忍耐力は少し違います。
営業では、電話をかけても断られる。
メールを送っても返信がない。
数字が思うように伸びない。
そうした状況でも、必要以上に落ち込むことなく、原因を分析し、改善を続ける必要があります。
「断られた=自分が否定された」と捉えるのではなく、数字を見ながら改善していく。
これは、教員にとって新しい種類の忍耐力かもしれません。

「天職」は探すものではなく、つくるもの
新城氏からは、
「理想の転職先を探し続けるのではなく、今いる場所で自分自身の考え方を変え、結果として天職にしていく」
という趣旨の話もありました。
環境が自分を変えてくれるのを待つのではなく、自分自身が価値を生み出す側になる。
これは、教員に限らず、これからのキャリアを考えるうえで重要な視点だと感じました。

5.教員を続けるか、辞めるか。その二択ではない
今回のセミナーを通して、改めて感じたのは、
「教員を続けるか、辞めるか」
という二択だけでキャリアを考える必要はないということです。
大切なのは、どちらの道を選んだとしても、
「自分の力で価値を生み出し、必要なときに自分の足で立てる」
状態をつくっておくこと。
そのためには、華やかな起業のイメージだけを見るのではなく、営業・マーケティング・数字といった、ビジネスの基礎を身につけることが重要です。
今回のセミナーは、教員が「学校の外でも通用する力」を考えるきっかけとなる時間になりました。

ジーニーは、教員のキャリアの選択肢を広げます
ジーニーは、「教員を辞めること」を勧めるコミュニティではありません。
教員を続ける。
副業に挑戦する。
起業する。
民間企業へ転職する。
さまざまな選択肢の中から、自分に合った道を選べるようになること。
そのために必要な情報や経験、人とのつながりを提供していきます。
そして、キャリアについて悩んでいるときに、最初から「退職する」「起業する」と決断する必要もありません。
「今の働き方を変えたいけれど、何が自分に合っているのかわからない」
「教員以外の仕事にも挑戦してみたい」
「いつか起業してみたいけれど、何から始めればいいかわからない」
「営業やビジネスの力を身につけて、自分の可能性を広げたい」
そんな段階でも大丈夫です。
まずは、誰かに相談してみる。
そこから、自分に合ったキャリアの可能性を一緒に考えていく。
それも、主体的なキャリア選択の一つです。

退路を断つ前に、まずはご相談ください
教員からのキャリアチェンジや、起業に向けた営業スキルの習得について、具体的な一歩を踏み出したい方は、ジーニー公式LINEより個別相談をご利用ください。
ご相談までの流れ
- 公式LINEを友だち追加
- 「キャリア相談希望」とメッセージを送信
- 現在の状況や希望をヒアリング
- 必要に応じて、株式会社CockPitとの面談をセッティング
相談は無料です。
「教員を辞めるべきか迷っている」という段階でも構いません。
大切なのは、退職を決めてから動くことではなく、退路を断つ前に、選択肢を知っておくこと。
学校の外にも選択肢があると知るだけで、今の働き方に対する見方が変わることもあります。
「教員を続ける」という選択も、「新しいキャリアに挑戦する」という選択も、どちらも自分で選べる。
その状態をつくることこそ、ジーニーが考える「教員のWell-being」につながります。
教員としての経験を、学校の中だけで終わらせない。
あなたの経験やスキルを、次のキャリアにつなげてみませんか。
まずは、お気軽にご相談ください。
ジーニー公式LINEから「キャリア相談希望」とメッセージをお送りください。

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